2024年10月30日
新聞配達の仕事に住み込みで働くことを検討している方にとって、「仕事内容はきついのか?」と不安が頭をよぎることも少なくないと思います。
不安を感じてしまう背景には、体力的・精神的な負担や仕事の環境に対する悪いイメージがあるからでしょう。
本記事では、住み込みの新聞配達が実際にどのような仕事内容で、どの程度のきつさがあるのか給料や待遇についても詳しく解説します。
また、実際に住み込みで働いた体験談を交えながら、リアルな声をお届けします。
ぜひ最後までご一読ください!
まずは新聞の配達業務がどのような仕事内容なのかを簡単にご説明します。
新聞配達の仕事は主に早朝と夜の時間帯に集中しています。
業務内容は新聞社から送られてくる新聞を各家庭や企業のポストに届けるのが主で、基本的には新聞へチラシを折り込む業務から配送までを担当します。
以下でステップに分けて解説します。
新聞が配達店に届いたら、区画や各家庭ごとに新聞を仕分ける作業があります。
また、チラシや広告を新聞に挟み込む「折り込み作業」も、新聞配達の仕事の一部です。
新聞の仕分けや折り込み作業にかかる時間は、配達エリアの規模や配達店の状況によって異なりますが、一般的には1~2時間程度かかることが多いです。
この作業は深夜または早朝に行われるため、体内時計を調整することが求められます。
新聞の折り込み業務が終わると、配達ルートの確認を行います。
配達エリアが広い場合や新規の配達先が増えた場合は、配達をスムーズに進めるために事前にルートを確認しておく必要があります。
ルートの確認作業は、配達店から配られる顧客の名前や住所が記載されているリストを元にGoogleマップなどを利用し行います。
このリストをもとに、配達順を自分なりに整理しておくことが非常に重要なのです。
特に、大量の新聞を効率よく配達するためには、ルート順を最適化しておくことをお勧めします。
慣れたエリアであればスムーズに進められますが、新しい地域では配達ミスのリスクもあるため、注意が必要です。
新聞配達では言わずもがな実際に新聞を各家庭に届けるのが最も重要な業務です。
多くの場合、自転車やバイクを使って早朝のまだ暗い時間帯や夜に作業を行います。
天候に関係なく、雨や雪の日でも配達をしなければならない点がこの仕事の厳しい部分と言えるため、簡単な作業と思わず慎重に取り組む必要があります。
新聞配達には住み込みで働くことも可能です。
しかし、住み込みでの配達業務はきついと言われる事があります。
ここからは、住み込みの新聞配達がきついと感じられる理由について大きく3つのポイントに分けて解説していきます。
では、それぞれについて具体的に見ていきましょう。
新聞配達の仕事の最大の特徴は「早朝勤務」です。
住み込みで働く場合、起床時間は午前2時や3時といった非常に早い時間帯が一般的です。
慣れないうちは、生活リズムが崩れてしまい、体調不良や精神的な疲労を感じることも少なくありません。
特に夜型の生活に慣れている人にとっては、睡眠不足が積み重なり、体力的にもきつく感じられるでしょう。
20代男性(元新聞配達員)
「住み込みで新聞配達を始めた当初は、早起きに慣れず本当に苦労しました。毎日午前2時半に起きて仕事に出かける生活リズムが全く合わず、最初の1ヶ月はいつも睡眠不足で疲れていました。起きること自体が大変で、アラームが鳴っても体が動かず、いつも寝不足で頭がボーッとしていました。特に寒い冬の時期には布団から出るのが辛く、何度も心が折れそうになりました。しかし徐々に体が慣れてくると、早起きにも対応できるようになり規則正しい生活を送ることができるようになりました。」
新聞配達の仕事は体力が求められます。
特に住み込みの場合は配達エリアが広範囲に及ぶことが多く、長時間自転車やバイクに乗っていることが日常茶飯事です。
また、雨の日や雪の日など天候が悪い時でも配達をしなければならないため、体力的な負担がさらに増します。
30代女性(元新聞配達員)
「夏の暑い日や冬の寒い日に外で長時間働くのは本当にきついです。特に夏は日が昇る前でも蒸し暑く、汗だくで仕事をしていました。新聞配達では正確さとスピードが求められます。そのため、汗だくであろうとゆっくりと配達のペースを落とすことはできません。夏場は暑さで体力を消耗することが多く、体調管理が重要な仕事です。」
住み込みの新聞配達員は早朝や夕方の仕事がメインとなり、配達は1人で行うことが多いため他の人と接する機会が少なく、孤独感を感じてしまうこともあります。
また地域に溶け込むのが難しい場合や、仕事とプライベートの境界が曖昧になることからストレスを感じることもあるでしょう。
メンタル面での不調は仕事にも影響を与えかねません。
ストレスや孤独感と上手く付き合うことが仕事を新聞配達を遂行する上でとても重要です。
さて、ここまで新聞配達の業務内容やきついポイントについていかがでしたか?
配達業務への理解度が深まりましたら幸いです。
さて、ここからは具体的な給与や待遇について解説します。
新聞配達の給料は仕事内容や地域によって異なりますが、住み込みの仕事の場合は家賃や光熱費が抑えられるため、比較的貯金がしやすい環境にあります。
以下で一般的な給料の目安と、住み込みならではの待遇についてご説明します。
新聞配達の給料は住み込みの場合、月に12万円~18万円が一般的な相場です。
少し低めに感じるかもしれませんが、家賃や光熱費がかからないことを考慮すると実質的な手取りは高くなることがあります。
また、配達件数や配達エリアによっては、歩合制のボーナスが加算されることもあります。
住み込みの新聞配達員は、配達店が提供する寮に住むことが多いです。
この寮は基本的に一人部屋で、家賃や光熱費は無料、もしくは非常に低額で抑えられるため、生活費を抑えられる大きなメリットがあります。
また場合によっては食事の提供があることもあります。
20代男性(現役新聞配達員) 「寮に住むことに最初は不安を感じていましたが、実際に住んでみると意外と快適でした。一人部屋でプライバシーも確保されていましたし、食事も提供されていたので、生活費をあまり気にせずに働けるのが良かったです。
住み込みの新聞配達は早朝勤務や体力的な負担が大きく、最初は「きつい」と感じることが多いでしょう。
しかし、生活リズムが整い、仕事に慣れてくると、やりがいを感じるようになる人が多いこともまた事実です。
住み込みのため生活費が抑えられ、貯金をしやすい環境にあるのも大きな魅力となるでしょう。
もし、新聞配達の仕事に興味があれば、まずは体験者の声や求人情報をチェックし、自分に合った働き方を見つけることが大切です。
きつさを乗り越えた先には、安定した生活や達成感が待っているかもしれませんよ!
佐保 健太郎
「住み込み」に特化した求人サイトのライフジョブを運営。 リゾートバイトや出稼ぎ求人、寮付きの求人をご紹介しています。 学生時代からリゾートバイトや期間工の仕事を複数経験。 出身は兵庫県、特技はお菓子作り。